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最近メディアの報道などでも話題の有機フッ素化合物「PFAS(PFOS・PFOA)」。
「PFAS」は4730種類以上ありますが、その中でも「PFOS」「PFOA」の2種類の有害性が特に高く、「PFOS・PFOAの含有量が合わせて50㌨g/ℓ以下であること」が、国が定める水道水の暫定目標値となっています。
国際的にも様々な科学的な議論が行われ、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)でも、PFAS(PFOS・PFOA)は規制対象物質とされています。
近年、日本でも井戸水や水道水で国の暫定基準を上回るPFOS・PFOAが検出され始めており、マスコミでも取り上げられることが多くなってきました。
岐阜県各務原市では、三井水源地の水道水で、発がん性が疑われるPFOS・PFOAが国の暫定目標値50㌨g/ℓを3年前から継続して超過していたことが2023年7月に発表されました。
【各務原地区 三井水源地の配水地区におけるPFOS・PFOA含有量】
令和4年度から毎月、国の暫定目標値である「50㌨g/ℓ以下」を超えています。
三井水源地におけるPFOS・PFOA検査データ(各務原市ホームページより)
令和 4年 | |
---|---|
4月 | 67 |
5月 | 58 |
6月 | 52 |
7月 | 55 |
8月 | 75 |
9月 | 54 |
10月 | 72 |
11月 | 130 |
12月 | 82 |
令和 5年 | |
---|---|
1月 | 74 |
2月 | 89 |
3月 | 110 |
4月 | 77 |
5月 | 65 |
6月 | 58 |
7月 | 56 |
8月 | 69 |
(単位:㌨g/ℓ)
しかし家庭用品品質表示法におけるPFASの家庭用浄水器試験方法の基準がまだ決まっておりません。
そこで、グランドデュークス株式会社では上記「各務原地区の水道水」と「その地区で長期間使用したシーガルフォー浄水器により濾過した浄水」のPFAS(PFOS・PFOA)含有量について分析を行いました。
具体的には、三井水源地の配水地区で1日10ℓ前後使用されているシーガルフォーオーナー様にご協力いただき、「水道水」と「およそ4,500ℓ使用(R4年2月~R5年8月の約1年半)されたシーガルフォー浄水器による浄水」を同時に採水。
分析は、中立・公正・信頼性を考慮し、一般財団法人食品分析センターに依頼しました。
その結果、4500ℓ通水後のシーガルフォー浄水システムの
PFAS除去率は93%となりました
※一般的な定量下限は5㌨g/ℓとされますが、一般財団法人食品分析センターの検出限界値はその16倍である0.3㌨g /ℓとなっております。
また水道水は試験場でテストの為に作られた調整水とは異なり、微量ながらもさまざまな化学物質が混在しているので、浄水力がより求められます。
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